幸せになる為の家計運営①

幸せと家計運営

家計の生活収支(会社で言う営業損益)は収入‐支出で決まり、運用利益(会社で言う営業外損益)は資産残高×運用利回りで決まります。生活収支+運用利益が黒字なら毎年資産残高が増え、これを毎年毎年くるくる回すことで資産残高、運用利益が複利効果で増えていきます。イメージで言うと下の計算式になります。

資産残高 = Σ(収入-支出)×運用利回り

経済的に家計を豊かにする為、資産残高を増やす為には、

  • Σ(年数):長く働けば働く程、労働収入が増え資産は増えます         
  • 収入:給料の良い業種、会社で働き、出世すればするほど労働収入は高くなります     
  • 支出:家庭生活(結婚する/しない、子供を持つ/持たない)、生活レベルによります。上手くやり繰りすれば、結婚(≒同棲)すれば資産は増えます(住居費、光熱費等は2人の方が一人当たり費用は安い)が、お金の事だけで言えば、芦田愛菜ちゃんの様に稼ぐ子供でない限り子供は持たない方が費用は確実に安い。生活レベルも節約すればするほど安くなります。遊びに行かない、外食しない、車は持たない等。
  • 運用利回り:長期間運用する、適度なリスクを取る、手数料を減らすことぐらいでしょうか?年数、収入、支出の様に確実にこうすれば増えると断言できるものは少ない。

何を目的に家計を豊かにする、資産残高を増やすのかと言うと、「幸せになる為」です。資産残高増は幸せになる為の手段であって、主目的ではないはずです。幸福度と資産残高が比例しているなら良いですが、人生のどこがで幸せを犠牲にして資産を増やす、反対に資産を減らして幸せを取る局面があるでしょう。大谷翔平さん(本当の気持ちは分かりませんが)みたいに、楽しい野球をやって、お金もがっぽり儲けると言うのは、一部のスポーツ選手、芸能人、経営のプロ(孫さん、三木谷さん等)だけで、多くのサラリーマンはストレスを抱え、長時間勤務にも耐えながら(=幸せを多少犠牲にして)、家計を維持する為、豊かにする為に日々働いていると思います。現時点の働く辛さを我慢して、日々それなりの生活レベルを維持できる。老後もそれなりの生活を維持できると言う現時点、将来の家計の豊かさを得ると言う選択をしています。

一昔前までは新卒で入った会社で定年まで勤め上げる、家庭では結婚して子供を育てるのが典型的なパターンでした。それが長期的にはリスクなく安定的に幸せになれ、経済的に家計を豊かにするパターンだと認知されていました。しかし、今では起業する人、転職する人、早期退職・FIREする人、家庭生活では選択して結婚しない人、子供を持たない人、今までのサラリーマンモデルとは異なる生き方をする人が増えてきています。自分の「幸せ面積」を増やす為に、世間体や周囲に流された結果ではなく、又、逃避的でもなく自分の判断基準である種の幸せを捨て、ある種の幸せやを取ると言う選択をして生きている人が増えてきているのではないかと思います。

幸せ面積と家計の豊かさをどう折り合いをつけるのかが、人生の選択です。人生において「幸せ面積」を増やす為に、長い時間軸の中で働く年数、収入、支出(家庭生活・生活レベル)、資産運用についてどのような選択をしていくのかが人生そのものだと思います。

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