30歳過ぎ、2000年頃に米国に2年間滞在していました。知り合いの米国人の若者が「Happy, Early Retirementするぞ!」と言っていました。「ウォール街の投資銀行やコンサルティングファームで億円単位のお金を寝ずに働いて稼いで数年で引退し、後はカリブ海で魚釣りをして過ごす」と言うイメージですね。年収何百万円の自分には程遠い人生設計でした。定年までサラリーマンを続けるしか頭になかった私には、「こんな人生もあるんだな!!!」と驚きでした。
又、ITバブル真っ盛りで皆が株式投資で儲かっている背景もあったかもしれまんが、老若男女問わず「〇〇株で△△ドル儲かった!」との日常会話が交わされ、資産運用が日常生活に入り込んでいたことも驚きでした。
これが定年前に退職して、給与所得なしに資産運用収入だけで暮らす生活、アーリー・リタイア(早期退職)を意識することになった原体験でした。実際に、具体的にアーリー・リタイアを検討できる様になったのはそれから約20年後、50歳前後のことでした。